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惚れて通えば千里も一里

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邑井操氏の心に響く言葉より…


秀吉こと、木下藤吉郎の仕事観は、

「仕事に辛いの辛くないのとごてごていっている連中が多いが、つまらぬ話だ。

骨惜しみをするから辛くなるのである」


藤吉郎は人から言われる前に、先回りしてやってしまう。

「滅法ハカのいく男」と信長から見られたのはそのためだ。


自らその気になって人より先々にやる仕事だから、人の三倍も働くことになる。

それでいていっこうに疲れない。

嬉々としているからだ。


彼の心は常に弾んでいる。

というより自分で弾んでみせている。

弾みをつけている。


こういう男がこんど人の上に立ったとき、

「どうしたら部下を喜ばせることができるか」と、思案する。


「人心を華やかにしたもうこと、なかなか信長公も及ばざる大将なり」

と、一言で「太閤記」の著者はそう秀吉を評している。


長久手の戦で先鋒の将・池田信輝が家康と戦って敗れたという報が、秀吉のところへ入ったとき、彼はいきなり庭へとびおり、相撲取りのようによいしょよいしょと何回か四股を踏み、景気よく弾みをつけ、それからただちに軍を発し、八方の兵を十六段に分かって家康を討つべく出かけている。


なにか彼の周囲にはおもしろい雰囲気がただよっている。

戦の真っ最中にも余裕があって、せっぱ詰まった息苦しさがない。


秀吉にとって仕事は辛いものというより、どうこなしてやろうかという楽しみがあるように見える。

料理人が魚をまな板にのせ、さあどう料理してやるかなと、得意の腕をふるうような姿勢がある。

鼻うたまじりの気楽さが見えるのはどういうことだろうか。



本田技研の創業者・本田宗一郎さんが、ある日、高松宮さまから訊かれた。

「発明というものはとても大変でしょう。辛いだろうね」と。


本田さんが答えている。

「殿下は、“惚れて通えば千里も一里”という俗諺(ぞくげん)をご存知ですか。

好きな女性のところへ行く時、心がわくわく弾んで、千里の遠い道のりもたった一里の近さに思えるわけです。

よそから見ると大変だろうなと思うような困難さも、当人は好きな仕事ですから苦労になりません。

発明とは、私にとっては恋人のようなものでございます」

と答えて高松宮さまを感心させたそうな。


秀吉にも本田さんにも仕事が好きという以上に、楽しんでいるふうがある。

真のプロとはそういうものであろう。

だからきびしい半面リラックスした余裕が見られる。

弾みがちがうのである。

『遅咲きの人間学』PHP文庫
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